世界の金ETFは11ヶ月連続で増加!10月はヨーロッパが牽引!

金ETF残高増加

11月5日に、ワールドゴールドカウンシル(World Gold Council)が発表したレポートによると、

昨年2019年12月から2020年10月にかけて、
11月間連続で世界の金ETF残高は増加しているようです。

こう見ると、世界の金ETFは北米とヨーロッパの買いがが牽引していることが分かりますね。

10月はヨーロッパが買っているようです。

下は今年の金ETFの国別の購入量の変化です。


これを見ると、アメリカが2011.8トン、カナダが79.6トンなので、
北米というのはアメリカが96%近くを占めていることが分かります。

フランスは去年の金ETF残高の3倍、
トルコも2倍以上です。

特にトルコは、自国のトルコリラが米ドルに対してずっと下落を続けている、
つまり、トルコリラは世界的にどんどん価値が弱くなっているので、
信頼できる通貨である金に買えたいと考える人も増えてきてるのではないでしょうか。
とはいっても、金ETFの増加した資産額は40億円程度のようですので、
市場全体におけるインパクトはさほどありません。

今後も長期的に金ETFへの資金の流入は増えていくでしょう。