ありえない!オランダ造幣局から必ず儲かってしまう金貨が発売!?

オランダ造幣局の金貨

初心者のための金投資の教科書のWinnieです。

12月23日、オランダ王立造幣局より、あるコインが販売されました。
金貨と銀貨が販売されたのですが、金貨は2種類。
一つは、11.29g。
もう一つは、2オンスの62.2g。

そして販売価格が11.29gが1,595ユーロ(約208,000円)。
2オンスが2,895ユーロ(約377,000円)。
金の純度は99.9%。


ん・・・?


何かが変だ・・・。


23日の田中貴金属での税込金価格は1gあたり7,328円でした。
ある金の買取業者さんの金のスクラップ買取価格も7,080円。

7,080円 × 2オンス(62.2g)= 440,000

つまり、この2オンスを購入して、日本国内で売れば、1枚あたり6万円も儲かる計算になります。

「これは買いだ!」

と思いましたが、冷静になってオランダ王立造幣局に問い合わせをしてみました。

すると、

「ホームページの表記ミスで、正確には22.58gだ。」

とのこと。
そのあとすぐにホームページの重量表記も22.58gに変更されていました。

Royal Dutch Mintのサイトより

金貨の購入時に注意すること


造幣局やコイン商、オークションなどで金貨もしくは金のアクセサリーや金細工などが販売されたとき、
金の原料が原価割れした価格で販売されることは通常ありません

私の場合、一度だけ原価割れした金貨を購入したことがありますが、稀なケースです。

金貨などの金商品を購入するときは下記の2つを必ず確認してください。

✔︎ 重量表記は正確か?
✔︎ 金の純度はいくつか?


金貨は99.9%のいわゆる24金も多いですが、91.67%の22金や、昔の金貨だと90%などの金貨もあったりします。
また、24金のアクセサリーなどは通常ありません。
金は柔らかい金属なので、そのままアクセサリーとして使うことはなく、銀や銅などの別の金属と混ぜて使うことがほとんどです。


原価割れした金商品を見つけたときは、慌てず、冷静にその商品の詳細情報をチェックするようにしてください。
必要に応じて販売先に問い合わせすることも大事です